かあちゃんの味噌は、深いのだ。
<かあちゃんふれあい加工倶楽部 味噌研究会>
今回ご紹介するのは、味噌。
でも、当然ながらただのみそじゃあないのです!!モノを作って販売するときって、当然ながら「お客さんが求めているから」とか「今の世の中こんなものが売れている」とか。少なからず考えるものなのですが、
この味噌はそんなことは考えず。
「だって自分たちが食べたいんだもの!!!」
という、ものを作る上では至極まっとうな考えのもと作られています。う〜ん、この考え方がミソなんですね。飾らず気取らず。う〜んとても、いい!!!
製造者の屋号も全く気取っていません。「かあちゃんふれあい加工倶楽部」。う〜ん、このそのままのひねらない感じが、なんかいい!!ちなみに、去年代替りし新しく若い母ちゃんたちで味噌作りをスタートしたとのこと。
今はオフシーズンで、味噌の仕込みはやっていないそうなのですが、
仕込みのシーズンには大活躍するであろうひとつひとつの道具たちも、
なんか、いい!!かあちゃんっぽくてとてもいいのです!!!
この味噌は、大人が一人すっぽり入るぐらいの大きい木の樽に仕込んでいくのですが、実はこの樽、遊佐のいろいろなお家で昔味噌を仕込むのに使っていたものをもらってきて使っているのだそう。そんなところも、とてもいいですね!!というか、昔って、、、どんだけ味噌を食べてたのよww??
ちなみにオフシーズンの今日は何をやりに来たのかというと、
仕込んだ味噌の熟成状態の確認に来たのです。
さすがに仕込みっぱなしだと味噌がどんな風に育っていくかわかりませんからね。非行に走らないように、かあちゃんが優しく見守ってあげないといけないのです。
ちなみに普通の味噌が数ヶ月発酵させるところを、この味噌は2年熟成発酵させるとのこと。その時間がいろいろと深みを与えてくれるのです。
この味噌は、2021年の2月ごろ仕込んだそう。なんだか色がまだ若い感じですもんね。まだまだ子供ですね。
かわってこっちの味噌は、
色合いがちょっと深くなっていますね。ちょっと大人になってきたのかな?まだ高校生ぐらいですかね。
しかし、衛生面から厚手のビニールを使って仕込んでいるはずなのに、なぜだか樽が活動しているようで、樽のふちがなんだかいい感じになっています。不思議ですねぇ。
味噌の加工所の片隅になんだかアヤシゲなドビラがあって、何かなと思ったら、
扉の先は冷蔵庫で、2年熟成させて大人になった、いい感じの味噌が置いてありました。さすが大人になると渋くて深みのあるいい色になりますね〜〜
ちなみに仕込みの作業は、米の収穫などがひと段落した後の1〜2月に行うそう。みんな農家のかあちゃんたちですからね。農作業がないときの大事な作業です。
もちろん、
ひとつひとつの作業は全部手作業で、
材料の米とか大豆とか麹とかは、
もちろん安心安全の
遊佐町産!!!!
今回は時期の問題で仕込みの風景を取材できなかったのですが、
全て手作業で丁寧に仕込んでいる作業風景をご覧になりたい方は、
コチラをご覧ください!!!
※外部リンク「来ちゃいなよ。ゆざまち」
その1、「お味噌の仕込みが始まりましたよ。」
http://yuzamachi.com/taberu/misozukuri/2019/01/31/
その2、「続、お味噌の仕込みが始まりましたよ。」
http://yuzamachi.com/taberu/misozukuri-2/2019/02/12/
その3、「続・続・お味噌の仕込みが始まりましたよ。」
http://yuzamachi.com/taberu/misozukuri-3/2019/02/27/
タイトルひねりないんか!!!という感じはしますがww、手作業で丁寧に仕込んでいる上質な作業風景がレポートされていますよ。こ丁寧に仕込まれて、2年も熟成させてから出荷するこの味噌。熟成が進むほどに深みのある、円熟味のある安心なかあちゃんの味になっていきます。毎日のお味噌汁にして食べても、この味噌を使ってタレなどを作って食べても、どうやって食べても間違いなく美味しい味噌です。是非とも試していただきたいですね。何と言っても、「自分たちが食べたいから作る」味噌ですからね。美味しくないわけがないのです!!!