カレーで玉こんは、なんかズルいのだ。

＜遊佐カレー＞

さてさて今回ご紹介するのは、遊佐カレー玉こん。山形県のソウルフードで知る人ぞ知る有名な玉
コンと、日本人のソウルフードで遊佐町の特産品の遊佐カレーを合わせちゃった、とってもズルい
食べ物です。いやいや、他のものも美味しいけど、これマジで美味しいんですって！！

※普段は帽子に白衣で作業しておりますが、今回は試作品の取材撮影のため、帽子と白衣を外して撮影しております

製造者の遊佐カレー代表、佐藤幸夫さん。「なんで遊佐の特産品がカレーなんですか？」と聞いてみたところ、「いや?、、、いろいろあったのよ。。。（遠い目）」。。。。。。いろいろ開発秘話を伺いましたけど、今回は割愛ということで。ちなみに遊佐カレーはJR遊佐駅内にお店がある他、庄内や東北の各種イベントに出店しているので、見かけたら要チェックです。

今回ご紹介する遊佐カレー玉コンは、イベントでたま?に販売する逸品で、以前イベントで食べたときにあまりに美味かったので、今回「なにとぞ・・・出品を・・・」といって出してもらったのです！！

まずは臭みを取るために下茹でしたソウルフードの玉コンを、秘伝のツユで煮込みます。

そういえば玉こんって、山形ではそこいらで普通に売られているんですが、全国的にはほとんど見ないですよね。東京に行くまで、この形状のこんにゃくが普通だと思っていたのですが、、、秘密の○ンミンショーで紹介されるぐらいローカルな食べ物なんですよね。

「秘伝のツユって何が入っているんですか？？」
「、、、、、、、ひ・み・つ?」
そうですよねぇ。。。秘伝なんだから、、、そりゃ秘密ですよねwww
ただ、ちょっとだけ聞いたところ、この玉コン、何度も何度も試作し調味料を厳選してはいるのですが、作り方自体はいたってシンプルなんだそうです。

「そうね～何種類試したかな？？わかんないけど、、、いっぱい食べたよ。」
それだけ試作を重ねに重ねた結果のこの味なんですね。どうりで美味しいわけですよ。どれだけ試作を食べても、、、こんにゃくは0キロカロリーですからね。安心です（←なにが～）

途中で、誰もが好きで病みつきになって抜け出せなくなるアヤシイ白い粉を投入して（←塩ですけどね）、

秘伝の遊佐カレーのルーと、

これまた何度も試作して、スパイスを何種類も配合した特製の粉を、

「デリシャスでファンタスティックでベリーグッドだぜ~~」なんて言いながら、

どばっと投入していきます。

このくだりの言い方は、、、ついてこれない方も多いかもしれませんが、、、わかる人だけわかればいいのです！！
この辺りから厨房中に魅惑的なスパイスの香りが充満してきて、、、思わず、、、吸い寄せられるように近づいてしまいました。。。この香りの粘着シートがあったら、どれだけの人間が引っ掛かることか。。。もしもそんなものがあったら、、、なんて恐ろしいトラップでしょうね。。。

ちなみに、工程的にはほぼこれで完了。あとはちょっと煮詰めれば完成です。
「いや??イベントに出店するじゃん。最初は普通のしょうゆ味の玉コンを出してたんだけどね。なんかイマイチぴんとこないな?なんて思ってね。ちょっと作ってみたら美味しいじゃない。それから、もう研究だよね。この味になるまで結構時間かかったよ。」なんて、作る合間に開発秘話を話してくれた佐藤さん。

美味しくできるかは別として、新商品ができるきっかけって、フトしたことなんですよね。
「煮込んだら、冷える時に味が染み込んでいくからあとは一晩おくだけなんだよね。」なんて話しながら、、、最後のパッケージング作業に移ります。

手作業で一つ一つ、
重さを測りながら詰めていきます。
ちなみに、このカレー味のツユが絶品なんですよ！！！玉コンを食べた後のツユは、うどんにしてもよし、そばでもよし、ご飯に混ぜてチーズをのせてちょっとオーブンで焼いてドリアにしてもよし。バリエーションが無限大の万能ツユなのです。
そんな使い勝手のいいとっても美味しいツユなので、「もっと入れて！！」というリクエストをして、「ちょっとだけよ。。。」なんて言っていましたが、、、最初の想定よりもたっぷりと入れてもらいました！！！
あとは、真空パックしていくだけ。
真空パックしているのですが、保存料の類を全く入れていないので、、、お召し上がりはお早めに！！一週間ぐらいでお願いします！！
ありそうでなかったカレー味の玉コン。玉コンもうまいし汁もとってもうまいので、、、これは必ず食べていただきたい！！とっても絶品ですよ！！！ぜひともおためしあれ！！！！

※ここにからしマヨネーズをかけた写真
ちなみに、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、辛子マヨネーズ（普通のマヨネーズでも！！）をちょっとつけて食べても、風味が変わって楽しめますよ～～～